居酒屋ぜんやシリーズがひとまず完結し、その娘(といっても養女)が主人公になったシリーズ

前回その娘を捨てた実の母が外道だったと判明し、前作主人公夫婦に本当の意味で心を開き始めた娘が成長していく姿……と書くとなんかつまらないお話みたいですね

まあ健気な少女が前向きに頑張るよシリーズはいつだって、受け入れられる層が厚いということで

 

個人的には前作シリーズの方が波乱万丈で面白かったかな。

どうしても不幸な娘は、ずっとうだうだ悩みがちで、前向きになっても悩んで悩んでという展開なので、読んでいて停滞してしまうのですが、今回はそこを断ち切る前作主人公だった、養女の父(読んだことない方向けに説明しようとすると、余計分かりにくくなってしまった)の姪っ子が物語に復帰

姪っ子はばりばり武家娘で、大奥いって出世してくる!となったのに、将軍の御手がつきそうになったからそれが嫌で実家に帰ろう…と思ったけれど実家も息苦しいと、ぜんやにやってきたという展開

 

自分の生まれに悩んでた主人公は、同い年の姪っ子が才気煥発で機転も利いて、能力値も高いとまたうじうじ

前作シリーズは結構テンポよく進んでくれたので、こちらもそうなってくれないかなーと続編ではそうなってくれることを期待待機